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毛布のタグに書かれた洗濯表示の見方

毛布の洗濯表示の見方

毛布のタグに記載されている洗濯表示は、繊維製品を適切に手入れするための国際的な記号です。これらの表示を理解することで、毛布の寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。ここでは、各記号の意味と、洗濯表示に関する補足情報について解説します。

洗濯表示の構成要素

洗濯表示は、主に以下の4つの基本記号と、それらに付随する記号で構成されています。

洗濯記号 (桶のマーク)

  • 桶に水が入ったようなマーク:洗濯機での洗濯が可能であることを示します。
  • 桶に手のマーク:手洗い可能であることを示します。
  • 桶に×印のマーク:洗濯機・手洗いともに不可、つまりドライクリーニングや専門業者によるクリーニングが必要であることを示します。

桶のマークに記載されている数字は、洗濯機で洗う場合の水温の上限を示します。例えば、「30」とあれば30℃以下、「60」とあれば60℃以下での洗濯が可能です。

桶のマークの下に線が引かれている場合は、洗濯機の弱水流コース(デリケートコース、手洗いコースなど)を使用すべきであることを示します。

  • 線が1本:非常に弱い洗濯処理(洗濯機で極弱く洗う)
  • 線が2本:弱い洗濯処理(洗濯機で弱く洗う)

漂白記号 (三角のマーク)

  • 三角に×印のマーク:塩素系漂白剤・酸素系漂白剤ともに使用不可
  • 三角のマーク:酸素系漂白剤のみ使用可能(塩素系漂白剤は不可)
  • 底の半分が塗りつぶされた三角のマーク:酸素系漂白剤のみ使用可能(塩素系漂白剤は不可)
  • 三角に斜線が2本入ったマーク:酸素系漂白剤のみ使用可能(塩素系漂白剤は不可)
  • 白抜きの三角のマーク:塩素系漂白剤・酸素系漂白剤ともに使用可能

乾燥記号

乾燥記号には、タンブラー乾燥(乾燥機)と自然乾燥の2種類があります。

タンブラー乾燥記号 (四角の中に円のあるマーク)
  • 四角の中に円に×印のマーク:タンブラー乾燥(乾燥機)は不可
  • 四角の中に塗りつぶされた円のマーク:タンブラー乾燥(乾燥機)は可能。温度は、円の中に点(1つ、2つ)で示されることがあります。
    • 点1つ:低温(60℃以下)
    • 点2つ:高温(80℃以下)
  • 四角の中に円があり、下部に点があるマーク:タンブラー乾燥(乾燥機)は可能だが、低温で。
自然乾燥記号 (四角のマーク)
  • 四角の中に縦線のあるマーク:日陰でのつり干し
  • 四角の中に縦線のあるマーク:日なたでのつり干し
  • 四角の中に横線のあるマーク:日陰での平干し
  • 四角の中に横線のあるマーク:日なたでの平干し
  • 四角の中に波線のあるマーク:日陰でのつり干し
  • 四角の中に波線のあるマーク:日なたでのつり干し

「日陰」とは、直射日光の当たらない場所での乾燥を指します。「つり干し」は、ハンガーなどに吊るして干すことを、「平干し」は、床や網などの平らな場所に広げて干すことを示します。

アイロン記号 (アイロンのマーク)

  • アイロンに×印のマーク:アイロンがけは不可
  • アイロンのマーク:アイロンがけは可能。温度は、アイロンの底にある点の数で示されます。
    • 点1つ:低温(110℃以下)
    • 点2つ:中温(150℃以下)
    • 点3つ:高温(200℃以下)
  • アイロンに斜線が入ったマーク:スチームアイロンは不可
  • アイロンに「スチーム」という文字が書かれたマーク:スチームアイロンは可能

クリーニング記号 (丸のマーク)

クリーニング記号は、主にドライクリーニングの指示を示します。

  • 丸に×印のマーク:ドライクリーニングは不可
  • 丸のマーク:ドライクリーニングは可能。溶剤の種類は、丸の中にアルファベットで示されることがあります。
    • 「P」:石油系溶剤
    • 「F」:パークロロエチレンおよび石油系溶剤
    • 「W」:水溶性(ウェットクリーニング)
  • 丸の中に「P」:石油系溶剤でのドライクリーニングが可能
  • 丸の中に「F」:パークロロエチレンおよび石油系溶剤でのドライクリーニングが可能
  • 丸の中に「W」:水溶性(ウェットクリーニング)が可能
  • 丸の中に「P」と「F」:どちらの溶剤でもドライクリーニングが可能
  • 丸の中に「W」と「P」:水溶性(ウェットクリーニング)と石油系溶剤でのドライクリーニングが可能

「ウェットクリーニング」とは、水洗いができるドライクリーニングのことです。

洗濯表示に関する補足情報

素材による注意点

  • ウールやカシミヤなどの動物性繊維:デリケートな素材のため、洗濯機での強い水流や高温は避け、手洗いコースや専用洗剤の使用が推奨されます。縮みや風合いの変化に注意が必要です。
  • シルク:水に弱く、摩擦にもデリケートです。基本的にはドライクリーニングが推奨されますが、洗濯表示で家庭洗濯が可能となっている場合は、中性洗剤を使用し、水温を低く保ち、優しく手洗いすることが重要です。
  • 合成繊維(ポリエステル、アクリルなど):比較的丈夫ですが、静電気が発生しやすい傾向があります。柔軟剤の使用や、乾燥機の使用温度に注意が必要です。
  • 綿や麻:丈夫で家庭洗濯しやすい素材ですが、縮みやすい性質があります。洗濯表示に従い、適切な温度で洗濯・乾燥させることが大切です。

洗濯表示の追加情報

洗濯表示には、上記以外にも、「手洗い」「ドライクリーニング」といった、より具体的な指示が文字で記載されている場合もあります。これらの文字情報がある場合は、記号と合わせて確認することで、より正確な手入れ方法を把握できます。

旧JIS記号と新JIS記号

2016年12月1日より、日本の洗濯表示は、国際規格ISO3758に準拠した新しいJIS記号に統一されました。古い毛布には旧JIS記号が付いている場合があります。新旧の記号はデザインが異なりますが、基本的な意味は同じです。もし古い毛布をお持ちで、記号の意味が不明な場合は、メーカーのウェブサイトなどで確認すると良いでしょう。

家庭での洗濯が難しい場合

洗濯表示で「洗濯機・手洗い不可」となっている毛布や、素材が非常にデリケートで、ご自身での洗濯に不安がある場合は、クリーニング店に相談することをおすすめします。専門家による適切なクリーニングは、毛布を傷めずに清潔に保つための最善の方法です。特に、高級素材の毛布や、長年愛用している大切な毛布などは、プロの手に任せるのが安心です。

洗濯表示がない場合

稀に、洗濯表示のタグが付いていない、あるいは剥がれてしまっている毛布もあります。そのような場合は、毛布の素材を特定し、素材ごとの一般的な洗濯方法を参考に、慎重に洗濯を行う必要があります。不明な場合は、まず目立たない場所でテスト洗濯を行うなど、リスクを最小限に抑える工夫をしましょう。

まとめ

毛布の洗濯表示は、その毛布を長く、そして快適に使い続けるための重要なガイドラインです。各記号の意味を正しく理解し、表示に従って適切なお手入れを行うことで、毛布はあなたの毎日の生活をより豊かにしてくれるでしょう。素材の特性も考慮しながら、愛情を持ってお手入れをしてください。

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